びーすともーど

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【最終回】いかだ下りもついにゴール、衝撃のクライマックスです。

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前回までのあらすじ

 

 

www.shogoooo.net

 


アマゾン川の源流、ペルーのアタラヤ村から600km先の街プカルパをいかだで目指す旅。

私たちは旅の途中、未開の村に迷い込み、強盗に現金奪われ、更には食糧不足になるというハプニングの連続。

ついに手持ちの食糧が底を尽きたところでついにゴールのプカルパが見えてきました。衝撃のクライマックス、アマゾンいかだ下り編、いよいよ最終回です。

 

 


7日目の夜、ぼくらの食糧は底を尽きました。距離的にこの日の夜、必ずゴールできると信じていたからです。

 


最後の大きなカーブを周り切るまでに数十隻の大きなタンカーや貨物船が私たちのいかだ数メートルまで接近し、ライトで私たちを照らしました。

毎回強盗では?と警戒していましたが、どちらかというと不気味なのは川にプカプカ浮いてる私たちのいかだのほうでした。

 


最後の大きなカーブを周りきったところで、ついに僕らの視界に街の明かりが。

 

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(かなり遠いですが、プカルパの明かりのです)


プカルパです。

 

巨大な貨物線のエンジン音、港の光、少し大きなビル、今まで立ち寄った村とは比べ物にならないくらい明るいプカルパ。

 

 

やっと、ゴールがみえた、スタートしてから7日目の夜です。プカルパが見えた瞬間鳥肌がたったのを今でもよく覚えています。

 


ただ感動できるのもつかの間、まだゴールしたわけではありません。地図で確認する限り、プカルパは少し本流から外れた場所にあります。

 

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川の流れはかなり速く、気を抜いていたら街を通過してしまいます。

 


私たちの最後の闘いが始まりました。

 


"絶対ここでゴールしましょうね!"

 


"ゴールして美味しいご飯食べましょうね!"

 

"絶対明日の昼チーファ食べるんだ!"

(チーファ=南米の炒飯の事)

 

私たちは空腹の限界を迎えていました。


二人ともパドルを手に前と後ろから必死にいかだを漕ぎ、港へ近付こうとします。

 


本流から少し外れたところに差し掛かったところから、川に浮かぶ家が何軒かありました、きっと漁師たちの家でしょう。

 

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① 初めてプカルパを確認した位置

② の辺りに浮島や民家がありました

 


ぼくらの声で何事かとみな外へ出てきました。

当然です、木でできた巨大ないかだが自分の家に向かって流れてきたら誰だった恐怖を覚えるに違いありません。

 


ぼくらは"アタラヤから来たんや!"と大きな声で伝え、怪しい人ではないと全力の笑顔で手を振りました。

 


浮島の家に気を取られていると、目の前には停泊中の巨大なタンカーや貨物船が。

 


ぶつかる

 


"うわ、やばいこれジョーブログと同じ終わり方ですよ!"と咄嗟に叫び、必死にいかだを漕ぎ、スレスレで貨物船との衝突を避けることができました。

 


いよいよ、岸が見えてくるはずです。

ただ、既に夜の10時近く。明るい街も、何箇所か暗い部分もあり、どこでいかだを止める事ができるのかよくわかりませんでした。

 

そもそも私たちはいかだの止め方を知りません。


最初のいかだを止められそうな場所を逃し

 


次のいかだを止められそうな場所を逃し


"これやばいですよ!プカルパ通過しますよ!"


川の流れは岸に寄れば寄るほど速くなりました。


また、少し前に巨大なタンカーが停泊していました。

 

このまま直進すればタンカーに衝突、でもタンカーを避ければプカルパを通過してしまう


究極の選択を迫られていたとき、目の前に停泊中の高速船を三隻見つけました。

 


私 "ねぇJくん、あれにぶつけて止めません?"

 


J  "一か八かだけど、うやるしかないっしょ!"

 


ぼくらの出した結論は"停泊中の高速船を利用して、いかだの流れを止めて、停止させる" でした

 


一か八かの勝負。

 

パーパッパーパッパー、 パーパッパーパッパーとコナンくんのテーマソングが流れ始めそうな展開です。

 


劇場版名探偵コナンようなクライマックスです。

 


あっという間に高速船一隻目

 


ドーン!!!

 


いかだの先端が船と衝突し、止まった!と思いましたが、なんと川の流れが速すぎて、紐を括り付ける時間もなく、いかだが一回転。

 

再びいかだは進みはじめてしまいました。

 


"ダメだ止まらない!"

 


その瞬間紐を手に取ったJくん、並ぶ二隻目と三隻目の高速船。ラストチャンスです。

 


ドーン!!! と三隻目の高速船に衝突した瞬間、紐を持って二隻目の高速船に飛び乗るJくん

 


運良く二隻目と三隻目の間挟まったいかだ。

二隻目の高速船に紐を括り付け、いかだはなんとか停止しました

 

"なにやってんだ!!!"と慌ててぼくらの元にやってくる高速船の乗組員たち。

 

とりあえず謝罪しました。(いまこうしてみると大迷惑、本当にごめんなさい)


事情を説明する私たち。さすがに助けてはくれなさそうな乗組員たち。


陸へ上がるには"高速船の船内を端から端まで歩き、陸へ降りる" 以外方法はありません。

 


川の流れはかなり速く、いかだに残されたわたしと、高速船に乗ったJくんの距離は実に5メートル。

 


高速船に飛び乗るは難しいと判断した私は、必要最低限の荷物をいかだのパドルを利用してJくんに渡し、私は隣の三隻目の高速船から陸へ降りることに。(表現が難しい)


いかだとのお別れです。

 


高速船の乗組員の人たちに"ごめんね"と謝りながら、ついに陸へ降り立ちました。

 


ゴールです

 

コナンくんというよりも、ダイハードのような終わり方でした。

 


4日ぶりに陸を歩きました。空腹と陸酔いでフラフラしながらも全力の握手を交わすぼくとJくん。

 


いかだはプカルパに到着してから売ればいいよね!と話していた私たちでしたが、高速船に括り付けたまま。いかだに使用した木材は"自由に使っていいよ"と彼らに任せることに。

 


ハチャメチャないかだ下りはこうして幕を閉じ、ぼくらは無事、生きて帰ってくることができました。

 

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③ (タンカーに衝突しそうになる。)

④ (最終到達地点) 

 

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いかだ下りを終えて。

 


私の人生で最も過酷な7日間が終了しました。

 


マラリアやジカ熱の恐怖、ピラニアなどの恐怖と闘い、毎日突風やスコールと闘い、タンカーが通過するたびにやってくる大きな波でいかだは沈没しそうになり、そして強盗、食糧不足、生まれて初めて死を意識した7日間でもありました。

本編には書きませんでしたが、強盗に襲撃された際にテントが壊れ、途中からビニールシートに包まって寝ていたのも事実です。

 


いかだ下りを始める前に予想していたことが全て起きたといっても過言ではないほどのサバイバルになりました。

 


それでも、僕らは毎朝、朝陽を見ながら生きる喜びを噛み締め、昼間はアマゾン川で水浴びをし、陽気に歌を唄い、夜になればどこよりも綺麗な満天の星空を眺めながら夢を語り合いました。


川の流れに身を任すいかだ生活はもう二度とできないですが、この旅一番の貴重なハイライトになりました。

 


これで、このブログでの"アマゾン川いかだ下り"のお話は完結です。これを見て、アマゾン川に行ってみたいと思った人、何をバカなことを堂々と語ってるんだと思う人、仮に知らない人がこのブログを読めば、少なからず批判もあるでしょう。

 


僕らの冒険に対する意見は一人一人違うでしょう。でも、それでいいんです。感じるままに、ありのままで、これがぼくがアマゾンで学んだことです。

 

 

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最後に、リマでアマゾン川いかだ下り参戦を提案してくれた相方のJくんには感謝です。

"人と違う旅がしたかった"というぼくの望みが少し叶った瞬間でもありました。

実はキャンプ経験がほとんど無いどころか、キャンプが大嫌いな私をも歓迎してくれ、心が折れそうになったときも、いつも明るく笑いの絶えない冒険になったのはきっと彼が相方だったからでしょう。

また、どっかで一緒に歌でも唄いながら冒険ができたらなと思います。

兄貴、ありがとうございました。

 

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最後まで文章力の足りない私のブログにお付き合いいただき本当にありがとうございました。

アマゾン編はこれで終わりですが、これからもブログを読んでいただけたら光栄です。

 

 

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