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元生徒会代表が語る、アメリカの大学生徒会のあれこれ

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こんばんは、元生徒会長、しょーごです。


そう、そう名の通り、私は縁あって、米国のカレッジ在学2年目に生徒会に入りました。

 


ツイッターなんかでも、生徒会にいました!留学生の代表やってました!とたまにツイートしてるんですが、実際に生徒会って何するの?って気になってる方は多いと思うんです。

 

 

なので、今回はアメリカのカレッジで経験した生徒会の代表として役割を紹介させていただきたいと思います。

 

 

アメリカの大学で生徒会に入るまで

 

アメリカの大学の多くは、実際の大統領や議員の選挙のように、候補者が立候補、校内で演説をして、学生の投票によって生徒を選ぶスタイルが主要ですが、私が所属していた学校は、珍しくも前年度の生徒会役員が自分の後継者として相応しい人間を採用するスタイルでした。

 

 

 

私の場合は、まず学校のウェブサイトから応募して、書類選考を経て、面接に漕ぎ着けました。

 

 

面接では、生徒会をサポートするスタッフ、生徒会長、生徒会副会長と役員の4人と

 

・なぜ生徒会に入りたいのか

・生徒会で何をしたいのか

 

の他に、「いま学校ではこんな課題がある、あなたならどうする?」と言った問題解決に関する質問もありましたが、正直就活をしているのかと思いましたね。

 

 

 

そして、まさかの「最後に質問はあるか?」と定番の質問がきたので、落ちるのを覚悟で

 

「おれを採用しなかったら、この先一年、いや数年、どれだけこの生徒会と学校に影響がでると思う?」ってニヤニヤしながら質問したのを覚えています。(本当にこういうことしてしまう、、)

 

 

 

日本の就活だったら、わたしの質問はトゲがありすぎて間違いなく没案件ですが、これが前会長に「変な留学生が来た」と気に入られたらしく、10人の候補者の中から晴れて生徒会長のポジションを手に入れました

 

 

生徒会での活動

 

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生徒会での活動は週20時間コミットと決められていました。私の担った役割は

 

  • 週一ベースで行われる生徒議会の主催、出席(議長は他にいました)、採決
  • 生徒会や学生団体として利用できる予算の決定
  • 学生団体設立の認可
  • 学内の規則の選定
  • 学生イベントの主催

 

などが主でした。

 

生徒会には私の他にも役員、会計の他、黒人学生のための団体、退役軍人のための団体、LGBTQのための団体、留学生団体など数ある学生団体の部長も参加し、10〜20名ほどの議会になります。(学長が参加したり、一般聴衆がくるときもあります)

 

 

ちなみに、私のカレッジはオレゴン州ポートランドという街に4キャンパスを構える大規模な学校でしたので、各キャンパスに生徒会があり、その上に全生徒会の代表のような人がいました。

 

企業の社長と会長ような関係です。

 

 

議会内での学生団体の設置認可はとても印象的でした。毎週学生が集まって「みなさん、僕たちこんな団体作ります!」といった流れで認可を貰いに来るのですが、たまにとんでもないグループも。

 

1番、ネタ感あったのは「ゲームクラブ」ではないでしょう。

 

 

毎週、学校のロビーや部屋にプレステやwiiを持ち込んでゲームをしながら交流活動をしたいという団体でした。(ちなみに、学生全体を取り込むという理由に惹かれたのと、学校の通路のコンセントからテレビを繋いでゲームをするのが迷惑だったので、半数以上の賛成を貰い正式な学生団体になりました)

 

 

ゲームクラブ、学校の廊下にて

 

私自身も、留学生がアメリカの生徒と関われる機会を作ろうと、「インターナショナルクラブ」という学生団体を設立しました。

 

ここでも、週一回留学生団体の集まりを設け、主に留学生とアメリカ人が英語で会話できる場や、文化交流ができる場を設けました。

 

 

途中からはこの団体にも全て役割を設け、メンバーに事のほとんどを任せて、私は生徒会メインになりましたが、それでもみんなでアジアの文化を前面に押し出したイベントを中国の旧正月の期間に行い、250人近くが参加しました。

 

 

他にも留学生という立場から、留学生が学内で働ける場を拡大させようという活動も行いました。

 

アメリカの留学生はアルバイトができず、校内で週20時間までのみ働けるという厳しい規則がありますが、意外と知られておらず。

 

 

そして、留学生が学内で働ける機会が少なかったことから、学校のカフェテリアや図書館など各部門に"押しかけ"、留学生の受け入れを承諾してもらい「留学生枠」なるものを使ってもらいました。

 

 

他に行った、大きな活動としては"tuition hike"と呼ばれる授業料を値上げする流れが毎年やってくるのを食い止めるための交渉です。

 

 

 

 

特に、わたしが在任していた年は州から支給される学校予算が大幅に増える(正確に覚えてない)にも関わらず、授業料が先5年間前年度よりも5%ずつ上昇するという案が出されました。

 

つまり、年間100万円だった授業料が、5年後にはおよそ128万円にまであがるという提案を学長や学校運営に携わっている大人の人たちからされたわけですが、生徒たちが猛反発

 

 

Lobbyingと呼ばれる反対意見を求める活動

デモ活動(これはいらなかった)や

有志で学校の役員会議にでて意見交換をする

 

など、アクティブな生徒が多かったのが印象です。

 

とにかく暴動になったらと生徒を宥めつつ、その水面下で学長らと「0%までとは言わへん、けど学費を値上げするならもう少し緩やかにやらない?」と交渉をするのが私たちの生徒会の役目でした。

 

 

 

留学生のわたしからしても、毎年5%あがっていくのはさすがに高くなるし、なによりこれからこのカレッジに入学してくる子たちへの負担が大きいのはどうにかできればなと思い交渉を進めていました。

 

結果的に当初5%ずつだった学費の値上げは2%にまでさげることができました。学校側も施設を充実させたい、雇用を拡大したいなどの理由があり、ゼロにするのは余りにも無理があると感じたので、ゼロ→2%に交渉の内容を変更した流れです。代わりに留学生の雇用を増やしてもらいました。

 

 

学校生徒約20,000人を背負って交渉していたのでわたしを始め生徒会メンバーのプレッシャーはハンパではありませんでしたが、やってきたことが無駄ではなかったと証明された瞬間でもありました。

 

 

生徒会メンバーはあくまでビジネスパートナーだった件

 

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(生徒会メンバーと学生団体の部長たち)

生徒会での1年間の人気を終え、私は退任。

先述した通り、翌年に就任自分たちの後任メンバーの採用活動まで行い、生徒会での役目を終えました。

 

充実した1年間でしたが、私にとって、生徒会に所属していたメンバーは最終的にビジネスパートナーのような存在になってしまいました。

 

 

理由は簡単、政治的思考の違いです。(ここから少し政治の話になるので嫌いな方はスキップしてください)

 

 

ポートランドという街は全米でも群を抜いてリベラルな街として有名で、悪い言い方をすると「自分たちが全て正しい、他は悪、人種差別主義者だ」といった風潮があります。

 

 

 

私ともう1人のメキシコ系の役員以外は、全員がこの類に入る人たちで、偏った考えをしているのによく役員になれたなと思ったこともありました。(正誤関係なく1人が違う方向にいけば、攻撃することから)

 

 

 

私はどちらかという真ん中の抽象的な場所にいました。左(民主党)の考えも右(共和党)の考えも両方とも良いところも悪いところもありますので、割と真ん中よりの立場でした(何度もテストをしたことがある)

 

 

それが彼らの耳に入ると「あいつはトランプを支持しているんじゃないか?」と後ろ指を刺されたりもしました(トランプをサポートしていません)。とても厄介でしたね。彼らは、事あるごとに敏感になるので、、、

 

 

 

それでも、何か生徒会全体でイベントを行ったり、予算を組んだりと共通の目標があるときは、全力で意見をぶつけあいその目標を達成するために共に突っ走る、いわゆるところのビジネスパートナーでした。

 

 

全米一リベラルな街、ポートランドのカレッジで生徒会の一メンバーとして活動できたことはこれからの人生の糧となりそうです。

 

留学生の方は是非課外活動やリーダーシップを発揮できる場に参加してみてくださいね。

 

 

読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は、合宿という名の遊びで