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名門高校野球部出身者が教える、中学球児の進路の決め方(特待生、セレクション、パイプ)

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今日は野球のお話をさせていただいてます。

 


先々週は、大阪桐蔭並みの成績を残す中京高校軟式野球部

 

そして、先週は、中日ドラゴンズについての記事を書かせていただきましたが、今週は中学球児がどのような順序で高校を決めるのかについて説明させていただきます。

 


9月ということで中学球児のみなさんはまさにいま進学先が決まったころか、どこの高校で野球をしようか迷っているころではないでしょうか?

 


今回は、「正しい高校を選ぶために」中学球児や、中学生のお子さんを持つお父さんお母さん向けに、中学球児がどのようにして高校を決めるべきかを経験者のお話を含めて、説明させていただきます。

 

(この記事は3分以内で読み終われます)

 

 


中学球児の進路の決め方 1  野球推薦

 

 

 

だれもが憧れる野球推薦、野球の実力を買われて、野球をするために高校からオファーを貰うケースです。

 

 

 

野球推薦は大きくわけて3つ

 

 

  • 授業料を全額免除される 「全特」
  • 授業料を半額免除される 「半特」
  • 授業料は支払うも、推薦枠で入学する選手

 

多くの球児はこれのどれか当てはまります。

特に、強豪校で甲子園や全国制覇を狙う場合はこの野球推薦で入学するケースが多いです。

 

 

 

いい選手を集めるために、特待生制度を使い、授業料を免除する学校もありますが、この特待生制度が問題視され、現在は一学年5人までと制限されています。

 


この5人の枠にいかに優秀な中学生を獲得するかが高校にとってのカギなのです。(実際、5人以上獲得する学校もある)

 

 

 

 


野球推薦ですが、各支部にスカウトを張り巡らせている場合と、監督や部長が自ら全国を探し回る場合とありますが、全国大会クラスまでいって活躍する、または「◯◯シニアのAくんは145キロくらい投げるらしい」と噂になると、その子を見ようと強豪校の指導者が自らシニアに足を運ぶこともあります。

 

 

 

 


有名な例が今年春夏連覇を達成した大阪桐蔭西谷浩一監督。

西谷監督は自らがスカウトとして全国各地をまわり、選手の獲得に尽力しています。

 

 

 

 


日本ハムファイターズ中田翔選手を獲得する際には中田選手の地元、広島まで50回以上足を運んだそう。

 


中学生と高校の指導者の接触についてはグレーゾーンな部分があるので、西谷監督は家のまわりを散歩していた偶然を装って中田選手に会っていたという面白エピソードも野球ファンの間では有名です。

 

 

 

選手は「名門大阪桐蔭の西谷監督から誘われた」と嬉しくなるに違いありません。監督の誘いというのはだれに声をかけられるよりも強力です。

 


 

 

 

 

中学生と高校の指導者の接触は明白にされていないですが、実際に監督、コーチ、またはその学校の野球部に所属している先輩と対面して話を聞いてみるのはとても大切です。

 


むしろ、一度「是非、うちで」という誘いを頂いたのであれば高校のグランドまで足を運んで練習を見学したり、練習試合を見学してみるのが一番良いでしょう。

 

 

 

人生で一度しかない高校野球ですし、自分が「甲子園」、あるいは「プロ」になるための最も重要な二年半ですから、自分の目で確かめて、チームの雰囲気を味わったり、監督さんの教え方や、指導者の選手や保護者への振る舞い方まで親御さんとしっかりと見てから決めるべきですね。

 

 

 

 


特に、甲子園ではニコニコしていても、練習試合はなりふり構わず監督の本性が発揮されていたりするので、練習試合の観戦に行くのはおススメです。

 


自分を誘ってくれたときの指導者の人格は本物か?

 


その学校の選手たちは伸び伸びと野球ができているか?

 


野球部内でしか通用しない謎の決まりや規則がないか

 


選手たちは実力で起用されているのか、監督の好き嫌いで起用されているか?

 


自分が大学でも野球をしたいと言った時に、監督はどこまで進路の面倒をみてくれるか

 

 

 

施設やネーミングだけでなく、このあたりまで掘り下げて客観的にチームをみるといいですね。

 


この監督の本性をみるという点ですが、事前に「今日は御校野球部の練習試合の見学に伺います」と事前に連絡するのと、お忍びで観に行くのではまた違って、中学生がいると猫をかぶってしまう指導者もいます。(本当です)

 


声をかけたということは その選手に入ってきて欲しいですからね

 


だれでも好きな人には自分をよく見せたいものです。

 

 

 

 


ちなみに、自分の友人に奈良の強豪校、C学園に進んだ子がいます。彼もまた、俗に言う野球エリートで、近畿をはじめ全国の各校から声がかかったようですが、気になり練習を観にいったのがC学園と今年春夏連覇を達成した大阪のあの学校。

 

 

 

その大阪の学校の練習見学の際に、レベルの違いに目の当たりにしたようですが、監督に「これがうちの二軍です」と言われたときにC学園への進学を決めたそう。(その後、彼はC学園の3番打者として甲子園に出場)

 

 

 

こうやって実際に目で確かめて知ることは監督や指導者、学校の雰囲気だけではありません。

声をかけられたのにも関わらず「自分はここでは試合に出られないかもしれない」と実力の差を感じてしまうことさえあるのです。

 

 

 

 


野球推薦のオファーをもらった人こそ、是非一度高校のグランドに足を運び、生の雰囲気を味わってください。

 

 

 

中学球児の進路の決め方 セレクション

 

 

 

セレクションは謂わゆる入団テストのようなものです。

 


野球推薦は貰えずとも、自ら門を叩き、この学校で野球がやりたいと入学するパターン。

 

 

 

 


いくつかの強豪校、とくに少数制を導入している学校は入学後の入部を認めていない場合もあるので、事前の確認が必要です。入学してから野球部に入部できないことを知り、三年間一般生徒として学校に通った子もいます。

 

 

 

 


その一方で、受験をする前の中学三年生の時期に自ら高校へ足を運び、入部テストを受ける子もいるようです。

 

 

 

 

入部テストで入部した子は、野球推薦で入部した子たちよりも努力が必要かもしれませんが、ただ声がかかっていなかっただけかもしれません。

 

 

 

他校から野球推薦をもらっても、どうしても行きたい高校があるなら、無理して野球推薦で他の高校に行かず、自分の行きたい道を進むのは大いに賛成です。

 

 

 

また、野球推薦(特待生)を一切、採用していない学校もあります。(主に公立高校)

 


東京の某高がその代表例で、ここには親父さんと呼ばれるほど慕われる名監督がいますが、ここは野球推薦を採用していません。

 

 

 

この監督さんと野球がやりたいと思った中学生が集まるので、必ずしも毎年全国制覇を狙えるほど強いとは言い切れませんが、名将のもとで寝食をともにすることで、技術面だけでなく、人間的な成長も見込めるかと思います。

 

 

 

 

 

 

セレクションは茨の道ですが、野球推薦、セレクション、どちらにせよ試合に出られるのは実力がある選手なので、「みてろよ特待生」精神で努力するしかないですね。

 

 

 

 


あ、その前にセレクションで入学する子は、野球推薦とは違い、内申書の評定を満たさないとその高校の扉すら開けない可能性もあるので、文武両道で中学校の勉強にもしっかり取り組みましょう。

 

 

 

 


中学球児の進路の決め方 3  監督同士のパイプ

 

 

 

結論から言うとこれが一番厄介ですが、有利にもなります。

 

 

 

 


例えば◯◯シニアと◯◯高校は昔から監督同士の交友があり、毎年いい選手を必ず1人◯◯高校に入学させるといった「伝統」がある場合、それがその選手に必ずうまく働くとも言えません。

 

 

 

 


あくまその約束は暗黙の了解なので、シニアの監督も数名の主力選手に「◯◯高校はどうだ?」と声をかけて、その学校の試合を観戦させたり、練習に参加したりして、そのうちの一人でも多くの選手がその学校に興味をもち、最終的にだれかが進学してくれることを目的としています。

 


はっきり言ってこれが、一番複雑ですね。

 


自分がそこまで行きたくもない、チームの雰囲気すら知らないけど、伝統のある甲子園常連校だったりすると、中学生は簡単にYesと言ってしまうものです。

 

 

 

逆に、この中学、高校の監督同士のパイプがうまく働く例もたくさんあります。

 

 

 

その学校にスカウトされないし、入団テストを受けるチャンスもない、でもどうしてもその学校の野球部で野球がやりたいという人は、ここからさらに掘り下げて高校進学まで面倒をみてくれる中学校のボーイズやシニアに入団することをお勧めします。

 


さらに言うと、そのような強豪チームには毎年決まった時期になると有名校の監督が「今年はいい選手いないですかね」と視察に来るので、アピールできるチャンス、声がかかるチャンスが増えます。

 

 

 

 


そんな方法で有名校を狙おうとするなんてずるい!と思う方もいるでしょうが、これも数年後の甲子園出場を見据えた立派な戦略です。

 

 

 

 


強いチームで三年間自らを鍛え上げて、パイプを持っている監督にお願いして強豪校に進めば、結果的に甲子園がみえてきますからね。

 

 

 

 


パイプが多そうなシニアやボーイズを探す簡単な方法は、甲子園に出場している選手の出身チームを高校野球の雑誌掲載されている選手名鑑などをみてください。

 


そうすると、今年の甲子園に出ている◯◯ボーイズの人数、◯◯シニアの人数など、各チーム出身選手が割り出せます。3~5年分は出した方がいいですね。

 

 

 

 


一番の有名どころをあげると、大阪のオール枚方ボーイズが有名ですね。関西はもちろん、日本でも有数の超強豪の中学野球チームですが、オール枚方の進路の幅をみていて、「このチームはどこの高校にでもいけるんやな」と感心しています。(もちろんある程度の実力も必要)

 

 

 

 


オール枚方の選手の進学先で多いのは、やはり近畿圏。今年甲子園で活躍した報徳学園の小園くんや、大阪桐蔭の藤原くんもオール枚方の出身です。

 

 

 

このように、大規模で強力なパイプを持っているボーイズやシニアに入団すれば、強豪校への道は確実に広がります。

 


例え、中学三年間レギュラーとして試合に出られなくても県内トップクラスの高校に進学し、その後甲子園に出場した選手もたくさんいます。

 

 

 

ちなみに、野球留学に関してわたしは賛成派です。

 


野球留学なんてありえない!という意見もありますが、競争率の高い地区で甲子園を目指すよりも、一人勝ちしている県内屈指の強豪校に進学したほうが甲子園の出場確率はグッとあがります。

 


いい例が、聖光学院(福島)、敦賀気比(福井)、明徳義塾(高知)などですね。

 


これらのチームは大阪など関西出身者で構成されていますが、彼らは彼らは大阪では大阪桐蔭履正社に行けなければ甲子園に出場できる確率が下がると仮定し明徳義塾など、甲子園常連校に進学し、甲子園を目指します。

 

 

 

甲子園に行くための立派な戦略です。

 

 

 

一生に一度の高校野球、進路選択は慎重に

 

 

 

高校野球は一生に一度しかできません。

 


高校野球は高校生にしかできません。

 


充実した高校での三年間を送るため、「あぁ、なんでこの学校の野球部に入ってしまったんだ」と後悔しないように、1人の野球経験者として、わたしにはこれらの情報を発信する必要があると、自身の経験や、全国屈指の強豪校に進んだ球児たちの体験談を元に記事を作りました。

 

 

 

ネット社会になり、おおよそのことはgoogleで検索すれば探し出せる時代なったいまもなお、野球部内の情報が外に出回ることはそこまで多くありません。

 

悪い噂はその高校のイメージを下げかねないですからね。

 

内部の情報が漏れないようにと携帯の所持を禁止する学校すらあるほどです。

 

 

 

その少ない情報のなかで、14,15歳の中学生が自分の将来を左右する高校の選択をするのは大変難しいのも現実です。

 

 

 

自分はいままさに、どの高校で甲子園を目指そうか、どの学校で高校野球をやろうかと悩んでいる中学生たちや、そのように悩んでいる子どもを目の前でみている中学球児のお父さん、お母さんたちが、「こういう方法もあるんだ!」「この学校はこんな感じなんだ!」と知る機会ができるように、自ら発信して、できるものなら中学生と高校野球部のOBが繋がれるようなプラットフォームがあればいいなと思っているほどです。

 


中学球児のみなさんは、自分が「ここだ!」と思う高校を見つけ、夢の大甲子園、そしてプロ、または大学、社会人と大好きな野球が続けられることを心から願っています。

 

 

 

がんばれ、中学球児

 

 

 

読んでいただきありがとうございました